7/14(火)、恒例の「歯みがき特別授業」のため、当院歯科衛生士3名と一緒に子母口小学校へ行ってきました。
毎年4年生に行っています。今年の4年生は5クラス。去年までは6クラスだったので6時間目までかかったのですが、今日は5時間目で終わりました。
でも、小学校はエアコンがないので暑かった・・・。
さて、授業の内容です。
はじめに「むし歯」の成り立ちを説明しました。
むし歯のバイ菌は、砂糖があると元気になって、歯を溶かしていくんだよ・・・そして歯に穴があいたものがむし歯になるのです。
したがって、むし歯を作らないようにするには、
1.むし歯のバイ菌を歯ブラシで減らす
2.歯をフッ化物で強くする
3.砂糖の入ったあまいお菓子をだらだらと食べない
ことが必要なんですね。
つぎに、お口の中に歯垢を染め出すクスリを入れて汚れを赤く染め出します。
みーんな、歯が赤く染まって隣のお友達と顔を見合わせて笑っています。
この赤くそまったところが、みがき残しで歯垢というバイキンのかたまりです。
まず、どんなところに汚れが付いているかよく観察して赤えんぴつでスケッチします。
歯と歯ぐきの境目
歯と歯の間
歯の溝
がむし歯のなりやすいところです。
赤くなったところにも、薄いところと濃いところがあることがわかりました。
さて、この汚れを歯ブラシで落としていきましょう。
良くできました。みんなきれいになりましたね。舌で歯をなめてみるとツルツルになっているのがわかるでしょう!
みがき残しがあるときはザラザラします。そのようにチェックすると良いのです。
ちゃーんとみがけたかどうか1人1人チェックしました。
その後は、水飲み場でブクブクうがいをしてコップに水を半分ぐらいくんできてもらいます。
机に戻ってきたら、おうちから持ってきてもらったはみがきこを見てもらいました。
はみがきこの裏には成分が書いてあります。
その中に、
フッ化ナトリウム
モノフルオロリン酸ナトリウム
フッ化第一スズ
この3つのうちのどれかがフッ化物として含まれています。
日本で市販されているはみがきこの9割にはフッ化物が含まれています。
それらは、このように表示してあるのではみがきこを選ぶときの目安にして下さい。
それでは実際にこのはみがきこをつけて歯をみがいてみましょう。
フッ化物入りのはみがきこの場合は、ブラシに多めにとって2分間以上みがきます。
みがき終わったら、たまったつばを吐き出して、少しの水をお口に含み、ブクブクうがいを10秒行います。
これが終わったら、もううがいはせずに30分間は食べたり飲んだりしないようにして、
フッ化物が歯に取り込まれるのを待ちます。
これがフッ化物含有歯磨材の正しい使い方です。
今日、皆さんに教えた方法はイエーテボリ法ともいわれ、世界標準のみがきかたなのですよ!
おうちに帰ったら、お父さんお母さんにも教えてあげて下さいね。
ほら、歯を舌でなめてみるともっとツルツルになってきたでしょ?はみがきは楽しいでしょう!
ところで、今日の給食は
クロワッサン、牛乳、スパゲッティイタリアン、ベジタブルスープ、ソルダムでした。
今日も美味しくいただきましたが、スタッフとソルダムってなんだ?という話になりました。
こりゃプラムだろ?すももでしょう?なんでソルダムっていうんだ??
調べてみたら、日本のすももと西洋のすももの交配をした品種をソルダムというらしいということがわかりました。
給食で食育の勉強をした1日でした。
では、4年生のみんな、おうちでもしっかり歯みがきするんだぞ!